2013年4月27日土曜日

ある文章の告発


Kindle新刊、『ある文章の告発』を発売しました。

"私は犯人を告発する文章である。それは私の持って生まれた使命である。" 
轢き逃げ犯人告発のためにこの世に書き落とされた「文章」。
文章の書き手は、どう生きていいのかわからず堕落し、強請りに身を落としたどうしようもない男だった。それは己の身体に、生きる目的である文面を持っていないからだと、まだ若い文章は考えていた。
文章は、口封じされてしまった書き手の代わりに、犯人の罪を世間に知らしめようと、様々な人間たちに己の文面を訴えていく――!

とまあ、"文章"の一人称小説というめちゃくちゃヘンな小説です。

主人公である告発状のほか、ラブレターや督促状、植物図鑑や交換日記など、いろいろな文章たちが出てきます。
人間とは違い、”文面”という明確な生きる理由を持った文章たち。
彼らが自分の文面を伝えようと奮闘する様を、そして主人公の告発状と轢き逃げ犯人の対決を、楽しんで頂ければ幸いなのです。

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